本日、CDが届きました!
たくさんの方の支えを頂きながら、ようやく出来上がった1枚。
人生で初めての私の作品です。
タイトルは... いろいろ迷いましたが『 O Cantador 〜うたいびと〜 』にしました。
Dori Caymmi と Nelson Motta の、それはそれは素敵なバラード。
今回のアルバムでは、ピアニストのCristovão Bastos さんとDUOで録音させていただいております^^
さて、...私がこのアルバムのタイトルを『カンタドール』にしたのは、、、
私が歌い手だからではありません^^;
この曲の持つ真のメッセージに心を打たれ、私自身、この曲からパワーをもらっているからです。
『 O Cantador 』
夜明けがきた 私は行かなければ
私の道は戻ることのできない、 誰もいない道
私はこの道の続くままに進もう
カンタドール、 私は歌うことしかできない
あぁ、 私は痛みを
人生を、 死を、 そして愛を歌う
歌い人は歌を選ぶことはできない
目にしたままの世の中を歌う
そして私が見たこの世界は、苦しみの歌になる
でもそれは死をも驚かせるほど力強い歌
私の声がみんなに聴こえるように
どんなに遠くからでも...
私の歌、そして私は何のためにあるのか
なぜなら、私の胸にはまだ消えない痛みがあるから
あぁ、 せめて泣くことができたら
カンタドール、 私は歌うことしかできない
あぁ、 私は愛を失った人生の痛みを歌う
ブラジル音楽には『歌う』という言葉が『生きる』と同様の意味合いでたくさん使われています。
Tristeza 『 Quero de novo cantar 〜もう一度歌いたい〜』
O que é , o que é ? 『Viver! E não ter a vergonha de ser feliz .Cantar e cantar e cantar ! 〜幸福に生きることは恥ずかしいことではない。歌おう、歌おう、歌おう!』
大切なものを失って、歌いたい気持ちが無くなったとしても、心にはちゃんと新しい『愛』の種が宿っているんだ。いつか歌いたくなる時が来ることを信じて。。。とPaulinho da Viola も言っています。
人はみな喜びも悲しみも、目にした世の中そのままを受け入れて『生きて』いかねばならない。なぜなら人々は『うたいびと〜生きる人』としての使命を持ってこの世に生まれてきたのだから...
『カンタドール』には、そんなメッセージが込められている気がするのです。
今回、このアルバムには、サンバのレパートリーとしてあまり知られてはいない曲も選びました。前回のアルバムとくらべて...みなさんがどんなふうに感じられるか、正直不安な部分もありますが。。。
それぞれの曲、サンバがもつエネルギー、リオデジャネイロの彼らの真心が伝わって、どうか聞く人の明日の元気につながれば...と願っています。
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中谷内修 (火曜日, 29 11月 2011 00:02)
前のも良かったのですが、今回の作品の方が気に入ってます。肩の力がほどよく抜けて、貫禄すら感じます。非常に完成度が高いのではないでしょうか?アレンジもとても素敵です。タイトル曲と、Feitio de oracaoが特に気に入っています。1月も楽しみにしています。
watarumimachiko (火曜日, 29 11月 2011 01:12)
ありがとうございます!
そう言っていただけて安心しました。
嬉しいです...!